この1stタム、2ndタム、フロアタムにはそれぞれ音色があります。
胴(シェル)を指でコンコンと叩いてみるとその胴の音色:トーンが聞こえるはずです。基本はその音色に合わせてヘッドをチューニングしますが、これは状況や場面によってその限りではありません。
ただ今回は最も基本的なチューニングについてなので、このそれぞれの胴が持つトーンに合わせて張ったドラムヘッドをチューニングします。とりあえず表面も裏面も同じにチューニングしてみましょう。
それで叩いてみると、残響が綺麗に伸びると思います。
トーン→ て感じで。
ここで裏面を表面に対して高めに張るとトーン⤴︎と残響が上がります。
低めに張るとトーン⤵︎と残響が下がります。
どちらが良い、悪いではなくこれは好みなので好きな方で合わせてみてください。
ただそれぞれのシェルのトーンに合わせてチューニングしてもそれでは音楽的とはまだ言えません。この3つのドラムが音階的に合っていないと気持ち良くないんですね。
ちょっと前置きが長くなっているので割愛して本題にはいります。
ここで、今回使用しているSJC 4PC Tour Serisドラムセットの1stタムのトーンは"F"でした。(これは僕個人の見解ですので絶対音感がある方違っててもお許しください)
タム同士の間の音階は、人によって異なりますが、3〜4度インターバルを開けるのが一般的です。
今回は4度で合わせていきます。
1stタムを"F"としてその4度下は”C”になり、その4度下は”G”になります。
なので、
1stタムを”F”
2ndタムを”C”
フロアタムを”G”
に合わせます。
と、
理屈ではこおいう事なのですが、こんな面倒臭いことは実は僕もしません。
それではどうやって4度づつで合わせるかというと、結婚式で新婦が入場する時に流れる"Here Comes The Bride"の冒頭のメロディー、”ターンタータターン”♪
この最初の音から2個目の音の間隔が丁度4度なんですね。
これを使ってフロアから2ndタム、2ndタムから1stタムの間がそれぞれ”ターンタータターン”♪に聞こえるか、で判断しています。
ちょっと活字に起こすと分かりづらいのでこれはその内動画で公開しようと思います。
その時に又改めて。
それでは。
貝田